無神論者の死後は暗い。
個々に関しては、例外もある。しかしながら、一般論で言えばやはり暗い。
何しろ、現代は普通に生きていると、誰であっても下に向かいやすい環境にある。
過剰な競争社会で幽体が傷ついている上に、穢れた幽気が蔓延しているからである。人々は、そうした幽気を幽体に付着させてしまう。
それでも、神や霊魂を信じる人の場合は、高級な幽気と接触する可能性もあるが、無神論者では、その可能性はほぼない。
したがって、無神論者の死後は暗くなるのである。
しかし、彼らは言う。
「霊魂も、神も、目に見えないのだから、それを信じないのは合理的であり、信じない人が不利益を被るのはおかしい。」
一見、もっともであるが、残念ながら、間違っている。
霊的なものが見えない肉体に自ら入り込んだのが、今、生きている人達の過去世だからである。
『二本足の霊魂』を読んで欲しい。