Q1
死後に入る世界が一人一人で違うのは分かりますが、死んですぐの状態は、皆同じなのですか?
A1
皆、違います。
もちろん、パターンはいくつかあります。
ですが、最近はパターンが増えました。
昔であれば、単純でした。
病気で死ぬか、事故で死ぬか、殺されるか、自殺するか、その程度の種類しかありませんでした。
ところが、現代では単純ではありません。
医学の発展で、病死と言ってもいろいろになったからです。
手術中に死ぬ人もいれば、本来ならばすぐに死ぬはずなのに、体が生きている人もいます。
放っておけば死ぬ人が、延命治療で長く生きたりします。
そうなると、肉体からの幽体の離脱も複雑になるのです。
Q2
例えば、どんなケースがありますか?
A2
高齢者になって病院生活が長い人の場合は、すぐに死ぬ状態になっていなくても、幽体は死に備えて、離脱の練習をしている場合があります。
逆に、若い患者さんが通常は死に至らない病気で手術した場合、医療ミスで死ぬと、幽体はすぐに離脱しません。
また、延命治療中、幽体は出たり入ったりするので、幽体と肉体を密着させている間気が少しずつ流出してしまい、その間気を見つけた邪悪な霊魂が寄って来る場合があります。
そうなると、幽体がイタズラされてしまいます。
そうした場合は、死ぬと、霊魂が下の世界に連れて行こうと画策します。
一人一人、死ぬ時の事情が違いますので、皆、同じにはなりません。