水波霊魂学によるコメント 20 ある医師

 ある医師の後ろには、下の世界から来た霊魂がいました。どうやら、患者の体にイタズラするのが面白いようでした。

 下の世界の霊魂にしてみると、毎日退屈です。せめて、何か達成感のある事をしてみたいらしいのでした。

 診察に来る人の幽体に低い幽気を付けたり、間気が漏れている人を見つけてはイタズラするのでした。

 そのうち、本格的にイタズラしやすい幽体を見つけると、仲間に報告して、皆でイタズラするようでした。

 ある時、この医師が死んでしまいました。

 葬儀には大勢の霊魂が集まりました。何と、葬儀に来る人を狙っていたのでした。

 葬儀になった時、医師の幽体はすでに幽質界に向かっていて、そこにはいませんでした。

 しかし、霊魂達にはどこに行ったのか分かっていたようです。

 何と、医師の幽体には下の世界の幽気がべっとりと付いていたからでした。

 霊魂は自分の幽気を追えば、行方が分かるらしいのです。

 医師が霊魂の世界に入り、再び、この世に戻るのは、ボスの指示でイタズラしやすい幽体を探す担当者になる時のようでした。

 

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