水波霊魂学によるコメント 56 霊的視覚者の限界

 霊視者とか霊能力者とか呼ばれる人は、実際にはどのような力を持っているのであろうか。

 世間の人々はほとんど真実を知らない。

 それは、霊視者とか霊能力者とか呼ばれる人達のほとんどがニセモノだからであり、人々が過剰に期待してしまうからである。

 

 黙って座ればピタリと当たる、それが霊能力者だと思うから騙されるのである。

 本物の霊能力者であっても、できる事は限られている。

 依頼者の後ろに霊魂らしき姿が見えた、そうした事があれば、立派な霊能力である。なぜならば、ほとんどの人は何も見えていないのに、見えた、と断言しているからである。

 

 つまり、本物の霊能力者といっても、実際には、何かが見えた、その程度の人が多いのである。これは、嘘ではない。幻覚であるかもしれないが、嘘はついていない。

 

 仮に本物の霊能力であったとしても、それしか分からない。そして、実際には、はっきりした映像ではない。

 その映像を基に、依頼者の話を聞いて、霊的な何かを知ろうとする、それが本物の霊能力者の実際なのである。

 

 映像が霊魂だとしても、誰であるのか、その時点では簡単には分からない。

 霊能力者に対する過剰な期待が演技を生んでいる面がある。

 

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