世の中には良く当たる霊能力者が、たまにいるらしい。そうした人は要注意であり、近付いてはいけない。
当たるという事は、普通はない事である。人間にはそうした機能は備わっていないし、上の世界の霊魂は依頼者の生活を知らない。
いわゆる守護霊にも依頼者の生活が見えていないのが現実だからである。
守護霊の幽体と人間の幽体の性質に差があるので、一般の人の幽体は上の世界の霊魂からは見えないのである。
それなのに、当たるのは、受付で事前に悩みなどを聞いておいて、密かにそれを聞き、悩みを当てた振りをした、というようなトリックを使ったか、そうでなければ、依頼者の服装などから推測して言い当てた振りをしたか、いずれにしても、インチキをしたという事が多い。
ところが、稀にそうした種類のインチキではなく、「当てる」という人もいるらしい。
そうした人が、本物の危険な霊能力者なのである。
インチキではなく当たる、という事は、霊能力者の側にいる霊魂が依頼者の家などを調査して、いろいろと探った、という事だからである。
そうした霊能力者に関わると大変な事になる。
その霊魂に操られて不幸になる恐れがあるからである。
大金を取られなかったと喜んでいたら、破滅的な不幸になったり、そうでなくても、死後は確実に下の世界に誘導される事になる。