この世界には人を殺して逮捕され、死刑などの重い判決を受けた人が大勢いる。
しかし、そうした人も、それぞれに考えが違っていると思われる。
判決を受けて罪の意識を持っている人と、そうでもない人がいるようである。
罪の意識を持った人は、その後、苦しむのであろうが、そうでない人は、そうした意味での苦悩はない。
牢獄の辛さや死刑への恐怖はあっても、罪の意識はないので、死刑判決ではなく、懲役刑等、いずれ出て来られる人であれば、そこまで苦しまない、という人もいるようである。
さて、そうした人達の幽体はどんな状態なのであろうか。
一人一人、調査しないと分からない事であるが、どうやら、思ったほど、傷ついていない人もいるらしい。
有罪判決を受けているので、裁判の最中などに、被害者の家族などから恨みの念を受けていると推測される。
しかし、現実には、それほどでもない人がいるらしい。
どうやら、そうした被害者の家族などの念は周囲の人に当たってしまい、被告には当たっていないケースが多いようなのである。
逆に、被告が裁判の最中に、誰かに強い念を出して、その念が当たり、幽体が傷つく人がいるらしい。
その日の時点で両者が他界したら、下の世界に入るのは被告から念を受けた人である。
霊的世界の現実はこの世の人達の希望や善悪とは無関係である。