Q1
死後の世界で下の世界に入る人達とは、どんな人達ですか?
A1
幽体の性質が下がった人達です。
幽体は身体ですから肉体と同じで、傷も付けば、不調にもなります。
そうした人は不調な幽体が過ごしやすい階層に入る事になります。
Q2
どんな人が不調になるのですか?
A2
攻撃的な念を受けた人です。
例えば、誰かに恨まれます。
恨んだ人は呪いのような強い念を出します。
そうなると、恨まれた人の幽体が傷つきます。
傷つくと、幽体の活力が低下して不調になり、幽体の性質も低下します。
Q3
ですが、それでは、誤解された人はたまりませんね?
A3
念はピストルの弾丸と同じです。
たとえ、誤解であっても、ピストルで撃たれれば死にます。善人悪人は関係ありません。
警察官であっても、犯人に撃たれれば死んでしまいます。
念も同じです。
流れ弾に当たって死ぬ人もいます。
この世も、あの世も、法則は誰に対しても同じように働きます。
善人を特別扱いしてはくれません。
愛の人であっても、奉仕の人であっても、キリスト教徒であっても、無神論者であっても、撃たれれば死にます。
原子爆弾が落ちれば、善い人も悪い人も、皆死にます。子供も、老人も、ありません。
そして、灰になります。
善人も悪人も無関係に、死後は幽体が過ごし得る場所に移動します。
幽体の傷が深ければ下に落ちます。
Q4
それでは、善人も下の世界に入ってしまうのですか?
A4
そうです。
善人も、悪人も、関係ありません。
Q5
それでは可愛そうではありませんか?
A5
引力の法則が変わらないのと同じです。
雪崩が来れば、善人も、悪人も、埋まってしまいます。
Q6
それでは、この世に善を貴ぶ人がいなくなりませんか?
A6
そうした事は、この世の人達の問題です。
この世の人達が倫理や道徳を作り、法律を作っています。神霊や高貴な霊魂には無関係です。
善悪の考えは人間の考えです。
例えば、ある人が道路に落ちていたゴミを拾いました。この世では善人と呼ばれました。
ですが、高貴な霊魂方は何もおっしゃいません。
ゴミを捨てるのも、拾うのも、この世の人間社会の問題です。霊魂の世界には関係ありません。
それよりも、まず、先に幽体を鍛えてほしい、それが高貴な霊魂方の願いです。一番大事な事を無視しているのですから、高貴な霊魂方には何も言える事がありません。
ただし、法律は議会ではなく、高貴な霊魂が決める、というのであれば別です。高貴な霊魂もこの世のルールに関心を持たれる事でしょう。
ですが、全て人間が決めます。
そうであれば、どのような事であっても、人間の自由であり、人間の責任なのです。
人間がどのように行動して、どのようになろうと霊魂の世界とは関係ないのです。
ある人が誰かを助けました。
この世では善い事です。
ですが、霊魂から見ると、死は単なる移動にすぎません。
永遠に生きるわけではありません。移動するのが多少早くても、遅くても、それは霊的には良くも悪くもないのです。
Q7
では、上の世界の霊魂は、誰かが死にそうになっても助けるべきではない、と考えるのですか?
A7
違います。
上の世界でも、幽質界の霊魂の場合は、元々はこの世の人間です。
この世では、誰かが死ぬと、残された家族がどれだけ悲しむのかをよく知っています。
ですから、助けるという考えをします。
ですが、それと死後の世界に入る事とは関係ないのです。
死後は、上に行こうと、下に行こうと、命を助けるべき時は助けるべきなのです。
それが人の道だと思います。
Q8
では、下の世界には善い人も大勢いますね?
A8
そうです。立派な霊魂もいます。
ですが、下の世界で痛め付けられ続けると、大抵の霊魂は心が変わってしまうそうです。悲しい事です。
Q9
もう一つ、心の波長が高ければ上の世界に行けるという考えは、どうですか?
A9
心は関係ありません。
脳の中の心理がどのようであろうと、幽体の性質とは関係ないからです。
脳の中の心理がどのようであっても、走る能力とは関係ないのと同じです。
心の性質は、しょせんは脳内の出来事です。
魂は肉体の脳の意識だけではありません。幽体の意識も、霊体の意識も魂です。それが進歩しなければ、魂全体の進歩ではないのです。
脳の中だけの変化では、進歩と言えるような変化には至りません。
魂を進歩させるには、神伝禊法のような特別な修行法が必要です。
心の波長を上げたつもりでいても、下の世界に向かう人は大勢います。
Q10
心が綺麗になったらオーラの色が変わる、と言う人達がいますが?
A10
それは違います。
脳内の電気信号がどのようになっても、肉体の脳から、色が変わるようなオーラは出ません。
オーラが出るのは幽体です。
幽体が成長すれば、幽体オーラは大きくなります。