水波霊魂学Q&A 31 魂の欠点を修復する為に生まれる?

 

Q1
魂の欠点を修復する為にこの世に生まれる、と主張する人達がいますが、本当ですか?

A1
 間違いです。

 

 現代人にそんな事はできません。
 数千年前であれば、まだ可能でした。
 この世に生まれた回数が少ないので、欠点も少なかったからです。

 

 現代人はこの世に生まれた回数が増えましたので、事実上、不可能になりました。

 

 仮に、一回しかこの世に生まれた事がない人がいたとします。そうであれば、修正する欠点は少ないので、不可能とは言えません。
 ですが、回数が増えると、欠点を修正できなくなります。

 

 例えば、一回のみの人が、一つ、大きな欠点を持っていたとします。それが、子供に対する虐待だったとします。
 その人が再びこの世に生まれました。
 ところが、その人は今回の人生では結婚しませんでした。そうなると、虐待した心理の修正はできません。
 人生は長いので、新しい欠点を持ってしまいます。

 

 次に生まれた時には欠点が増えてしまいます。

 

 生まれる回数が多いほど、欠点は増える事の方が多いのです。

 また、欠点と言いますが、何をもって欠点と言うのでしょうか。
 誰かにとっての欠点は誰かにとっての長所であったりします。
 反省心のある人は自らの心理の弱さを欠点だと思いますが、同じような心理を持つ人であっても、自分はやさしい性格だと考えている場合があります。

 

 同じ性質であっても、見方の違い、環境の違いで、欠点にもなるし、長所にもなるのです。
 ある人が結婚式に出席する事になりました。
 その人はスピーチする時、おとなしい人であれば、穏やかで優しい人と言い、勝ち気な人であれば、元気で活発な人と言って、褒めるのでした。

 

 それでいながら、心の中では、女々しい奴とか、出しゃばりで嫌な奴とか、思っていたりするのです。

 

 人の性格も別の人から見れば、欠点に見えたり、長所に見えたりします。

 

 心の善し悪しを簡単に判定する事はできません。
 そんな事の為に生まれて来る訳ではありません。

 

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