
Q
過去世が存在する事を証明する事はできますか?

A
できません。

Q
催眠状態になった人が、人生をどんどん遡って過去世を語りだす、という話があります。
こうした事で過去世を立証できませんか?

A
できません。
仮に、催眠状態になった人が自分が過去世で住んでいた場所や名前を言って、その場所が本当にあり、その名前の人が本当にいたとします。
ですが、それが、催眠状態になっている人の過去世だと証明する事ができません。
催眠状態になっている人が、過去世だと言う人の情報をどこかから仕入れた可能性を完全に否定する事が難しいからです。
どこかで誰かに聞いたり、何かで読んだ事かもしれません。

Q
小さな子供が話した場合はどうですか?

A
それでも同じです。
話せる年齢であれば、どこかで誰かから聞く事が可能だからです。

Q
では、立証する事は困難だとして、霊魂学的には、催眠状態で過去世を話す事はあり得る事ですか?

A
不可能ではありませんが、普通は、本当の過去ではありません。
人間の脳にはこの世に生まれてからの情報しかありません。
催眠術で年齢を遡っても、生まれる前の情報はありません。脳が生じていないからです。
脳は新しく胎児の小さい脳として出現したからです。

Q
では、絶対に不可能ですか?

A
そうではありません。
幽体の意識には過去世の記憶があるからです。
幽体の意識や肉体の意識の霊が登場すれば可能になります。
ですが、そうした事は通常は起きません。

Q
では、催眠によって、過去世を話すのは、全て嘘ですか?

A
そうではありません。
催眠術をかけられた人は嘘をついていない場合もあります。
催眠術師が暗示をかければ、意識の奥が暗示を受け入れてしまう場合があります。
また、霊魂が催眠状態の人の幽体に語りかけたり、印象的な思いを強く出せば、そうした事を言ってしまう場合もあります。
霊魂が過去世なる場所や名前を知っていれば、そうした事も起き得ます。