4章 1 富士への期待Ⅰ 

太陽信仰は世界的に消えて行った。

世界の人達は太陽信仰のような形態を、原始的な信仰と位置付けたからである。

立派な教えを持つ宗教が、高度な宗教と言われるようになったからである。

 

日本でも同じであった。

日本にも仏教という難しい哲学を持つ宗教が入ってきた。空とか唯識とか、一般の人には全く意味が分からない難解な宗教であった。

それでも、日本の権力者はそれを正しい宗教と考えた。

 

次から次へと新しい宗派が誕生した。そうした宗派を応援する霊魂集団もできた。しかし、それらに霊質界の高貴な霊気は降りなかった。

幽質界の上部の霊魂は、それでも彼らの為に活動した。仏教にも真面目な信者や僧侶がいたからである。

真剣に人々を救いたいと考えた僧侶もいた。

そうした人達には幽質界の上部の霊魂が協力した。

 

ただ、彼らの霊体は未熟であった。その為に、霊質界の霊気とは接点が出来にくかったのである。

ただ言葉を唱えても、ただ座っていても、霊質界との接点は出来ないからである。

 

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