時代は更に進んだ。
日本にはたくさんの神社が出来た。神社には神様が祭られていた。
その神様がどんな神様で、誰の事なのか、高貴な霊魂方にはまるで分からなかった。
そして、とうとう不思議な事が起きた。天照大神という女性の神が太陽神だと言うのであった。
男性の神だという説もあるらしいが、とにかく太陽神に名前が付いたらしいのである。
太陽神に仕える霊魂集団は、一度もそんな話を聞いたことはなかった。
しかし、当時の人間達は神を恐れぬ無礼者ばかりだったらしい。
とうとう、天照大神を祭る神社というものが出来た。
天照大神が太陽神と無関係であれば、まだ良かったのであるが、天照大神は太陽の神という事になっていたらしい。
それ以降、日本の太陽信仰は小さくなっていくのである。
人々にとっての太陽神は神社の神になって行ったからである。
それでも素直に太陽を拝む人達はいた。
しかし、そうした人達の祈りの力はあまり強くなかった。昔ほどに真剣な祈りではなかったのであろう。
そして、日本における太陽神の時代が終了した。

