Q1
本当の意味で人類の消滅を救うにはどうすれば良いのですか?
A1
もっと人間を知る事です。
人には欲があります。それが人を苦しめてしまうのです。
昔、仏教は、「欲をなくせ」と、言ったそうです。
なぜでしょう。人は欲を満たせないと不幸を感じるからです。
例えば、立派な家が欲しいとします。それが買えないと不幸を感じます。
恋愛したとします。その相手が他の誰かと結婚すると、絶望してしまいます。
アイドルになりたいとします。その夢が駄目になると、落ち込んでしまいます。
つまり、人は欲があるから、その欲が達成できないと不幸を感じるのです。欲がなければ苦しまずに済むのです。
Q2
では、皆、欲を捨てれば良いのですか?
A2
残念ながらそうではありません。
現代の社会は欲が前提で成り立っています。
安くて良い物が売れる、それが当たり前なのです。
少しでも美味しいレストランが流行るのです。
人々が全員欲を無くしてしまったら、最低限必要な物以外は売れなくなります。
食べ物は売れても、贅沢品は全く売れません。
そうなったら社会は崩壊します。せっかく入った企業の売り上げがなくなってしまえば、解雇になってしまいます。
大勢の人が首になれば物を買えなくなりますから、よけいに商品が売れなくなります。
社会からほとんどの企業が消えてしまい、人々は住宅ローンが払えなくなり、公園で寝るしかなくなるのです。
こうした事は現実的ではありません。
欲が不幸の原因なのに、欲を捨てると生活できないのです。
Q3
では、どうすれば良いのですか?
A3
欲を捨てても駄目です。
愛を叫んでも駄目です。
私達人間は、欲が深くて、愛が小さい。これが現実だから愛の教えが必要だったのです。
ですが、欲を捨てるだけでは問題が解決しない社会になっています。
そうであれば、それを前提として、考えるしかありません。
そうした人間が自分を反省し、なるべく愛の心を持ち、なるべく欲ばかりにならず、もっと人間の霊的な面を変える事が大切なのです。