時々、霊媒がインチキだった、と文句を言う人がいるらしい。
死んだ家族から話を聞きたいと思って霊媒を頼んだが、その霊媒の口を使って話している霊魂が、死んだ家族の話し方と似ていない、と言うのであった。
その霊媒はおそらく偽物である。水波霊魂学的には、死んで間もない霊魂が霊媒を使って話をする事は困難だからである。
ただ、偽物だと言う人の根拠も間違っている。
なぜならば、本物の霊魂が来て霊媒を使ったとしても、本人の話し方にはならないからである。
自分が霊魂の立場になれば分かるはずである。
新米霊魂が人間の幽体を押し退けて、直接、霊媒の脳を使用できるものであろうか。
直接脳を使用しないのでは、自分の癖が出る事はない。
霊媒の横で話をして、それを霊媒が同時通訳するような形態の場合であれば、霊媒の癖しかでない。
つまり、霊魂が自分の話し方をする事は無理なのである。
むしろ、本人と似ていたら嘘なのである。それは、霊媒が事前に情報を得て、故人の特徴を真似している、という事だからである。
水波霊魂学的には、死者を呼び出すという段階で、その霊媒は偽物である。