Q
本物の霊能力者は何でも分かるのですか?
A
本物の場合は分かる事はあまりありません。
一般の人達は勘違いしています。
霊視ができる人は何でも分かるはずだ、と思っている人が大勢いるようです。
霊視などを行なう人が質問に答えられないと、「ニセモノだ。」と、言う人もいます。
ですが、それは大きな間違いです。
霊視などを行なう人は神様ではありません。まず、それを知る必要があります。
以前のテレビ番組には、霊視を行なう人がゲストの人を霊視して、家の玄関の様子を言い当てたり、いろいろな事を言い当てる、という番組があったそうです。
そうした番組が、霊視に対する勘違いを生んでいるのではないかと思います。
本当に霊視ができる人は、ゲストの家の中など分かりません。分かるとすれば、事前に自分のスタッフを使って、ゲストの家を調べるしかありません。
それでは、ニセモノです。
Q
本物なのに、どうして分からないのですか?
A
人間は目に映るものしか見えません。
霊視者の目も同じです。他人の家の中など見えません。
仮に、霊的な目があっても、同じです。ゲストの家がどこにあるのかなど分かりません。ですから、分かるはずがないのです。
つまり、霊視というのは、本来、霊的なものが見え得るのです。物質の世界について聞かれても、分からなくて当たり前なのです。
霊視者はゲストの霊的な部分を見るのです。
Q
霊的な部分というのは、具体的にはどんな事ですか?
A
後ろにイタズラ好きな霊魂がいる場合です。
そうした霊魂を見る事は有り得ます。
ですが、正確な姿ではありません。
Q
正確には見えないのですか?
A
霊視者が見るのはイメージです。
人間の脳には霊魂を見る機能はありません。
見えるはずがありません。
それでも、見えるというのは、夢を見るのと似ているのです。
夢を見ている時はいろいろな物を見ますし、いろいろな人が登場します。ですが、その登場人物は、実際にはその場にいません。
それでも、夢の中ではそこにいますし、姿も見えます。
本人には見えているのです。
夢は寝ている時に見ますが、それを起きている時に見る人が、本物の霊視者なのです。
ですから、見えている映像と実際の映像が同じではないのです。
簡単に説明しますと、本物の霊能力者の背後には専門の霊魂が付いています。
その霊魂が霊視ができる人に映像を見せるのです。
テクニックは霊魂によりますが、一番多いのは、霊視者の幽体に霊魂が念じるのです。
霊魂の世界では強い思いは相手に届きます。
霊視者の幽体は霊魂の世界で使用する身体です。霊魂も幽体の人間です。
ですから、お互いの幽体の性質が近い場合は、霊魂の思いが霊視者の幽体に伝わるのです。
霊魂の世界であれば、これでコミュニケーションが成立します。
ところが、この世の人間は物質の肉体で生きています。
ですから、物質の肉体を使用している人間には伝わらないのです。
しかし、霊視者の幽体には伝わりますから、幽体に伝わったビジョンを、肉体の脳が感知すれば、霊視が成立するのです。
ですから、正確なビジョンを見る事は無理です。
Q
霊視者はそうした事を知っていますか?
A
知りません。
ですから、霊視者に難しい事を質問してはいけません。
彼らは自分の持つ知識で回答するだけなのです。
霊視者はそれぞれのテクニックで、見ようとしているだけなのです。
難しい事は分かりません。
Q
では、霊能力者に分かる事はあまりないのではありませんか?
A
そうです。
霊能力者とか、霊視者とか、呼ばれる人の背後にいる霊魂が分かる事だけです。
ですが、何度か通うと分かる事が増えます。
霊魂が相談者の家に付いて行って調べたり、相談者にイタズラしている霊魂に相談者の情報を聞いて、それを霊視者に伝達すれば、当った、という事になって、相談者から信頼されるからです。
ですが、そうした事を行う霊魂は、基本的には倫理的な霊魂ではないので、いずれ、相談者が不幸になります。
Q
では、当てる霊能力者には近寄ってはいけませんね。
A もちろんです。

