Q
この世の政治について、霊魂の多くはどう思っていますか?
A
あまり関心を持っていません。
この世の政治に関心があるのは、この世に来て人間にイタズラしたりする下の世界の霊魂と、上の世界から来て、人間を守りたいと思っている霊魂です。
霊魂は本来、上の世界の霊魂も、下の世界の霊魂も、この世がはっきり見えませんし、人間達の動きが良く分かりません。
ですから、より細かい事を知っているのは、上の世界も下の世界も、より人間のレベルに近い霊魂達です。
上の世界でも、より下、下の世界でも、より上の霊魂が詳しいのです。
ですが、それでも、人間の社会の新聞は読めませんし、テレビも何を言っているのかまでは、分からないようです。
基本的には、人間が放つ思いを読んでいます。
ですから、デモをしている人達の主張であれば、比較的分かりやすいのですが、テレビで評論家が政治を語っていても、意味が分かる霊魂は普通はいません。
Q
それでは、霊魂は政治に関心がないと理解して良いのですか?
A
そんな事はありません。
よく分からない、という事であって、全く、無関心という事ではないのです。
例えば、国と国とが戦争になれば、大勢の人が死にます。
そうなると、下の世界に連れて行こうとする霊魂が現れます。
戦争が起きるのか否かは、霊魂にとっても関心事です。
上の世界の霊魂は、下の世界の霊魂に引っ張られて、下の世界に向かう人間が出ないようにと動きます。
ですが、普段、国会で議論しているような事には、上も下もあまり関心がありません。
どらちが正しくても、霊魂は細かい事が良く分からないからです。
Q
政党には霊魂集団は付かないのですか?
A
付きます。
霊魂にとって、政治の内容はどうでも良くても、人が集まって対立し、念を出し合う事は関心事だからです。
国会で大声を出して論じていると、大抵の場合は、下の世界の霊魂が、その念を利用しようとして動きます。
政党同士が激しく対立するのを、下の世界の霊魂達は喜んでいます。
Q
霊魂集団が特定の政党の味方をする事はないのですか?
A
集団はいますが、味方でも敵でもありません。
下の世界の霊魂は、念がたくさん出るようにしたいだけです。
ただし、例外があります。
それは、万が一、政治が宗教や霊的団体の活動を認めないとか、制限するとか、そうした法律を作ろうとしていることが分かった時です。
こうした事になれば、上の世界の霊魂達が困ります。
上の世界の霊魂達は、少しでも良い霊的集団を作りたいと願っていますから、何とかしたいと思います。
ですが、霊魂は肉体がありません。
できる事は、ほとんどありません。
Q
では、戦争や霊的活動の制限といった特別な事態にならない限りは、霊魂は政治の内容にはあまり関心がないということですね。
A
そうです。
一番、関心があるのは、デモなど、念が出る行動です。
ただ、政治には無関心でも、核兵器に関心を持つ霊魂はいます。
Q
どんな霊魂ですか?
A
人類が消滅した方が良い、と考える霊魂です。
ですが、それを止めようとする霊魂も大勢います。
Q
では、霊魂によって、人間の命が脅かされる事もあるのですか?
A
有り得ます。
ですが、霊魂は物質の身体を持ちませんから、簡単ではないようです。