霊魂の実在を信じる人達の多くは臨死体験に関心があるらしい。
一方で、死後の世界を認めない人達は、臨死体験が脳内の現象であると考えている。
どちらが正しいのかは知らないが、いずれにしも、臨死体験で死後の世界が分かる事はない。死後の世界の実在が立証できる事はないし、まして、死後の世界がどんな世界なのかが分かる事はない。
死後の世界を信じる人達は臨死体験に期待しすぎている。
しょせんは、完全に死んでいない時に起きる現象である。死後の世界には行っていないのだから、死後の世界の事が分かるはずなどないのである。
肉体の脳が完全に機能停止する前に幽体が完全に離脱する事は、普通はない。離脱しても、一部のみしか離脱しないのが普通である。
幽体離脱して肉体から離れている、と思うから間違えるのである。