Q
天皇は三種の神器を受け継いでいます。これは、霊的にはどういう意味だと考えるべきですか?
A
神話はあくまでも神話です。
神話を事実と考えてはいけません。
スサノウが天照大神に剣を献上したという事は実際にはありません。
剣であれ、鏡であれ、玉であれ、物質界の物を天に運ぶ事は無理です。
ですが、神話は当時の人達が理解できる話にしてあり、霊的な意味も含む話だと解釈する事も、不可能ではありません。
分かりやすく言えば、天の神の持ち物がこの世に下った、という事になります。
それを天皇が持つ事によって、天の神との接点となり、神の力を降ろしていただく為の目印になる、と解釈すべきです。
ですから、天皇である証拠の品ではなく、天の世界とこの世を結ぶ特別な物品として、儀式等で使用すべき物と言えます。
Q
では、どこに置いておくべきなのですか。
A
それは、天皇が決める事です。
自分の側に玉を置くのであれば、鏡はどこが良い、剣はどこが良い、と決めるべきです。
それは、日本の国を霊的にする為ですから、その時々で変わっても良いのです。
Q
では、現代であればどこですか?
A
天皇が東京に居られるのであれば、鏡は北海道でも東北でも良いでしょう。
剣は九州でも沖縄でも構いません。
玉を関西に置くという選択肢もあります。
要するに、日本に天の神の力を降ろしていただく為の物だからです。
Q
実際には、伊勢神宮や熱田神宮にあると言われていますが…?
A
ずっと同じ場所でも構いません。ですが、その場合は、時々、霊的な力を引くに相応しい物品にする為の儀式が必要です。
また、伊勢と熱田では地理的に近すぎます。
昔は近畿地方が中心だったからなのかもしれません。ですが、現在は違います。北海道から沖縄まで、必ず霊的な力が降りるように配慮しなければなりません。
Q
実際の三種の神器に霊的な力はありますか?
A
そのような扱われ方をしてきていないのでないかと思えます。
まず、天皇が霊的な禊をしてから、霊的な鎮魂をし、神祭りの代表者として霊的な儀式を行ない、天の神の御使いを呼ばねばなりません。
その上で、三種の神器をより相応しい特別な物品にしていただく必要があるのです。
Q
では、現状はただの物品ですか。
A
歴史と伝統が重たい物品です。
Q
霊的な物品ではないのですね。
A
霊的ではありません。
Q
霊的な物品であれば、天との接点になるのですね。
A
天は無理でも、その御使いとの接点にはなり得ます。
Q
そうした特別な物品は今ありますか。
A
天、つまり神霊の世界はずっと存在しています。 この世にその力を引く霊的な修行法があれば、出現します。

