心 6 魂の進歩した人

Q1

神伝の法の実習者以外で魂の進歩した人はいますか?

A1

基本的にはいません。

イエス師やお釈迦様のような特別な人は別ですが、普通はいません。

 

Q2

どうしてですか?

A2

人は皆、幽体の所持者だからです。

幽体は身体です。ですから、魂が自分を表現しようとしても、使用する身体に限定されてしまうのです。

この世の人間は肉体の脳を使用しています。

肉体の脳を超える事はできません。

それと同じです。魂は幽体や霊体の意識を含んでいます。

それぞれに身体のレベルを超えられないのです。

 

Q3

少し易しく説明してください。

A3

例えば、人間の心は肉体の脳を使用しています。

そうなると、自分の意識の中で自分の心に理想を描いても限界ができます。

おなかが空いても誰かの為に働きたい、と思ったとします。

それでも、結局、空腹には勝てません。

自分としては、今、家がない人に自分の家の部屋を使わせてあげたいと思ったとします。ですが、次の瞬間、奥さんの怒った顔が浮かんできます。

奥さんは義理の母が泊まりに来てすら機嫌が悪くなります。

ましてや…。

結局、心が優しい人の思いは達成できないのです。

この世は食べねば生きられません。

脳も肉体の一部です。自分や家族を守りたいと思うのが本性なのです。

よほど立派な人でない限りは、自己犠牲には限界があるのです。

更に、幽体の問題です。

幽体は肉体と重ならねばなりません。

という事は、霊的な次元の身体とはいえ、肉体により近い性質の身体なのです。

霊魂の世界では成長していた幽体でも、この世に生まれてしまうと物質のレベルに近い所まで落ちてしまうのです。

そうしたレベルの低い幽体では、その意識も高級な面は表現しにいのです。

ですから、この世に生まれてしまうと、誰であっても、魂は成長しにくいのです。

魂の成長が生きる目的だと思う人の場合は、この世に生まれるべきではないのです。

 

Q4

では、霊格が高いとかいう人はいないのですか?

A4

霊的な意識は広大です。人格のような小さい基準では表現できません。

ですから、霊格という言葉は不適切です。

魂の成長度合いと言うべきです。

いずれにせよ、霊格とか、波長とか、言う人は、偽りの霊界通信に騙されていると言えます。

 

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