Q1
一般の人は何十年生きても、あるいは、何回生まれ変わっても、心は進歩しないのではありませんか?
A1
そうです。
心は脳の機能によって変化しているだけです。
年齢や環境と共に表面は変化しても、本質は変わりません。
少しくらい優しくなっても、腹が立たなくなっても、社会性が身に付いても、だからといって、本質は何も変わっていません。
結局、自分と自分の家族を守って、欲望を満たしたいだけなのです。
夢という欲望をかなえる為に、小さい時から勉強してスポーツをします。
恋愛すると恋敵に勝ちたいと努力します。
良い会社に入り、生きがいを持ちたいと受験勉強します。
会社に入ってからは、出世したいと努力します。嫌みな上司にも頭を下げます。
全て欲望を満たす為です。
車が欲しい、立派な家が欲しい、伴侶が欲しい。
部下を持って自己満足し、優越感を満たします。
逆に、それらが得られない時、自分は世界で一番不幸だと落ち込むのです。
自分は心が綺麗だと思っていても、愛が深いと思っていても、本質は欲の塊なのです。
収入がなくなり泣いている人に、自分の家を与える気持ちは全くありません。
競争で勝ったからです。正当な権利だからです。
ですが、それでは愛の人とは言えません。結局、人々の思う愛は上辺だけなのです。
人の本質は欲です。皆、五十歩百歩なのです。
何回生まれ変わっても同じです。
いつも、食べる為に働き、食べる事ができれば、欲望を満たす為に生きている、それだけなのです。
何も変わりません。
Q2
人の心の本質は皆、あまり変わらないのですね?
まずは、それに気付く事が必要ですね?
A2
そうです。
自分は心が綺麗で善人だと思っているようでは、霊的には進歩した人ではありません。