2章 2 科学

更に時代が流れると、一神教の勢いにも陰りが見えてきた。科学が進歩して、一神教の教義を否定したのである。

地球が太陽の周りを回っていると言って、教会に睨まれた人がいた。

アダムとエバが最初の人間ではなく、人間は動物のような身体から進化したと唱えるものも現れた。どちらが正しいのかはともかく、大勢の人達は科学を正しいと考えたのである。

一神教の国と呼ばれてきた国の人達も、表向きはともかく、心の中では信仰を持たない人達が増えてきた。

宗教の教えは正しいが、神話のことは考えない、という人も現れた。

 

そうなると、人々の真剣な祈りは少なくなる。

一神教の力は少しずつ落ちて行ったのである。

 

それでも幽質界の霊魂達は活動していた。下の世界から来た霊魂にイタズラされないように、大勢の霊魂達が動いていたのである。

 

残念なことに、一神教を応援する霊魂達は、水波霊魂学で霊質界という高貴な世界の力とは接点がなかった。

信仰者達の幽体が高級な幽気と接することも困難な状態にあった。

一神教に関わる霊魂集団が霊魂として未成長だった為に、信仰者一人一人に関わる高級霊魂は接点を持つ事ができなかった。

高級霊魂の部下である補助的な霊魂も、一神教に関わる霊魂集団に嫌われているらしく、なかなか活動出来ないのであった。

 

太陽信仰が一神教に変わり、一神教が科学に負けて、実質、宗教を信じない人が増えた時、この世は上の世界の霊魂よりも、下の世界の霊魂が居やすい空間に変わって行くのであった。

 

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