Q1 死後の世界は善い事をすると、上の世界に入れるのですか?
A1 違います。
善悪は関係ありません。
この世と幽質の世界とでは仕組みが違います。
食べなくても良く、何でも手に入る世界では泥棒はいませんし、死なないので人殺しもありません。
念さえ出さなければ、困っている霊魂は一人もいません。
そんな世界では法律も要りませんし、奉仕も要りません。
医療も必要ありませんから、愛を叫ぶ霊魂すらいません。
つまり、下の世界は、倫理も道徳も何も通用しません。強い者が勝ち、それに従うしかありません。
上の世界は、善も悪もないのです。この世の人達が勝手に作った善悪の基準とは、何の関係もありません。
この世で何をしてきたとしても、幽質の世界では無関係です。
単にそれぞれの幽体が過ごしやすい場所に移動するだけです。
幽体とは、この世では肉体と重なっていた霊的な身体です。
Q2 では、心が成長すると上の世界に入れる、という考えはどうですか?
A2 間違いです。
肉体を使用してしまうと、心は脳の機能でしか動きません。
どんなに立派な魂がこの世に降りても、赤ちゃんの時は泣くしかありません。
知識はその時代に学び得る知識しか見につきませんし、認知症になれば、性格すら変わってしまいます。
薬を飲めばおとなしくなったり、逆に高揚したりします。
母性本能が出るのも身体の機能の結果であって、魂の問題ではありません。
どのような心理であっても、それは脳の中の問題であり、死後の世界に行く事とは無関係です。
脳は死ねば焼かれてしまいます。
焼かれても死なない部分が問題なのです。
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