
Q
神社などでは、禊や祓いが行われています。
禊と祓いは別のものですか?

A
別です。
古来、禊は水に入って霊的な穢れを落とすものですから修行です。
祓いは他者の穢れを落とす技術です。

Q
では、現代の禊や祓いは霊的な成果を期待出来ますか?

A
できません。
禊は、古典によれば、イザナギという神様が死後の世界に行って穢れを付けてしまったので水に入って落とした、というものです。
ですから、霊魂学的に言えば、幽質界の低い幽気が幽体に付いたので禊で落とした、という事になります。
ですが、現代の神主さんの多くは死後の世界を信じていらっしゃらないようです。
死後の世界や霊魂、幽気を信じないのに、穢れた低い幽気が取れるはずがありません。
祓いも同じです。
幽体に付く幽気を知らないのに、ただ、棒を振っても霊的な力は生みません。

Q
祓いは不浄や災害から身を守る為に、そして、神に祈る為に行なう、と言う人がいるそうですが?

A
そうした事を言う人は、まず、神の実在を本気で信じているのでしょうか?
災害から身を守る為に祓いを行なったのに、災害に遭ってしまったら、どう説明するのでしょうか。
本心から信じているとは到底思えません。

Q
では、まずは、霊魂の世界や幽気を信じている人でないと、霊的な力は生まれないのですね。

A
当然です。
現代の禊も、祓いも、ただの伝統行事に過ぎません。
誰かの霊的な穢れを取るのであれば、人間の力だけでは無理です。
必ず霊魂の協力が要ります。
霊的な部分は人間には見えないからです。
霊魂の実在を信じて、真剣に行なうのが本当の祓いです。