【死後の世界を知るには】

1 死後の世界はある?

 

 死後の世界はあるのでしょうか?
 実は、あるのです。

 

 ですが、現代の科学では残念ながら証明できません。
 それは仕方がありません。科学はそこまで進んでいないからです。

 

 昔、日本の人々はアメリカ大陸を知りませんでした。
 ですが、ありました。

 ある事を証明しなさい、と言われても、できません。
 でも、あるのです。証明できない事と、あるかないかは、別の問題なのです。

 

 昔の科学者は飛行機を作る事はできませんでした。
 ですが、時が経つと可能になりました。そして、電話ができ、パソコンもできました。
 原子や分子、そして、素粒子まで発見されました。
 昔の人は想像もできなかった事が、今では当たり前になっているのです。

 

 それでも、不治の病が治る訳ではありません。コロナウイルスで世界中が大混乱しました。

 

 人類の科学はまだまだ発展途上なのです。
 ですから、まだ分からない事があっても当たり前なのです。

 

 それなのに、全てが分かっているがごとしに考えるから、霊魂や死後の世界がない、と断言してしまうのです。

 

 霊魂や死後の世界は、まだ科学では手の届かない所にあるのです。ですから、科学では分からない、それで良いのです。

 

 昔、アメリカ大陸を見て、日本に戻って来た人がいたとします。
 仮に、Aさんとします。

 Aさんが言いました。

 
 「海のむこうに、日本よりもはるかに大きい国があって、人が大勢住んでいる。」

 それを聞いた人が笑いました。
 「そんなものはない。
 あるのなら、証明してみろ。」

 

 Aさんは言いました。
 「証明はできないが、私は確かに見た。」
 それからAさんは、ほら吹きと呼ばれたそうです。

 

 さて、事実はどうでしょうか。
 その時点では、科学的には不明です。
 客観的に、第三者的に判断しても、やはり、嘘か錯覚の可能性を考えるのが適切かもしれません。

 

 ですが、真実は一つです。科学が何と言おうと、否定する人がバカにしようと、アメリカ大陸は実在したのです。

 

 

2 死後の世界を語った人達

 

 死後の世界は昔から世界中で語られてきました。
 その国、その時代の人達の考え方なのかもしれません。

 

 代表的な考え方は、天国や地獄です。
 昔の事なので、どこの誰が言い出したのかもはっきりとはしませんが、大勢の人達に信じられてきました。

 

 もちろん、死後の世界を信じない人達もいました。宗教を信じていても、考え方がいろいろだったのです。
 例えば、人が死ぬとすぐに生まれ変わると信じる人達は、死後の世界は無くて当然なのでした。

 

 とにかく、いろいろな考えがありますが、正しいのか、間違いなのかは、まるで分かりません。

 

 これでは、私達は何を信じれば良いのか分かりません。
 私達はそのうち、必ず死にます。どんなに長く生きても百年です。ですから、いずれ必ず死後の世界に行くのです。
 それが地獄のような世界だったら、どうすれば良いのでしょうか?

 

 死後の世界がないのであれば、そんな心配はいりません。
 自分が消える事の恐怖と戦うしかありません。

 ですが、あったら、どうでしょうか。やはり、地獄に行く訳にはいきません。

 

 科学で証明できないのは仕方がありません。
 それでも、私達は知りたいのです。知らずに地獄とやらに行きたくはありません。

 

 「神様、本当の事を教えてください。」

 

 そんな風に祈っても駄目です。神様はいつも黙ったままです。それが現実です。では、どうすれば良いのでしょうか?

 

 

3 臨死体験

 

 では、臨死体験をすれば分かるのでしょうか?
 残念ながら、それでは死後の世界は分かりません。

 

 臨死体験は生きている人の体験だからです。死んでから何年も死後の世界で暮らした人の体験ではありません。
 臨死体験が脳による現象ではなく、仮に霊的な体験だったとしましょう。
 そうであったとしても、死後の世界で生活していません。
 仮に、死後の世界の入口付近にまで行ったとしても、本当に知るべきなのは、私達が日常的に生活する空間なのです。
 入口は国際空港のように立派だったとしても、空港を出たら砂漠かもしれません。
 実際に住む場所には猛獣がたくさんいるかもしれません。

 

 空港で入国審査に通らなかった人が、その国を語っても無意味です。

 

 つまり、臨死体験者の体験をいくら聞いても、死後の真実は分からないのです。

 

 

4 霊的な視力

 

 では、霊的な視力で見る事はできるのでしょうか?
 いわゆる霊視です。
 実は、これも無理なのです。

 

 なぜならば、私達の肉体の脳は霊魂の世界を見る事ができないからです。
 霊視者は死後の世界に行っていません。この世にいます。この世にいて、死後の世界を見る事は不可能です。肉体の脳は死後の世界には行っていないからです。

 

 では、仮に霊視ができる人の霊能力が本当だったとします。嘘をついていなかったとします。そうした本物の霊能力者が、死後の世界を見た、と言ったらどうでしょうか?
 決して嘘をついてはいないとします。
 ですが、それでも、それは死後の世界ではないのです。

 

 霊視者は、「霊魂を見る」と、言います。
 ですが、脳にそんな機能はありません。
 ですから、見えるはずがありません。
 そうなりますと、霊能力を信じない人達はすぐに幻覚だと決め付けます。
 確かに幻覚の人もいるでしょう。
 ですが、幻覚とは限らない人もいるのです。
 結局は、脳が感知したという事ですが、霊視者の脳が、例えば、霊魂の力で何かビジョンを見たらどうでしょうか。
 霊魂の実在は科学で認められていませんから、無神論の人には相手にされない考えです。ですが、死後の世界や霊魂が実在する場合は、無視できない説なのです。

 

 霊魂によってビジョンが伝達し得るのであれば、霊視はあり得るからです。

 

 ですが、そうであったとしても、死後の世界に行っていない事に間違いありません。
 霊魂によりビジョンを伝達しえたとしても、どの程度、正確に伝達できるのでしょうか。
 霊視者の脳に霊魂の顔を見せる事は可能でも、一霊魂が物質の脳に死後の世界の景色まで正確に映せるものなのでしょうか。
 そんな事はできません。何しろ、霊視者も、霊魂も、その時点では、この世にいるのですから。
 うまくいっても、せいぜい、写真一枚程度の光景だと思われます。

 

 結局、霊視者の視覚に頼っても、死後の世界は分からないのです。

 

 

5 霊媒

 

 では、霊媒ならば、どうでしょうか?

 

 霊媒の場合は可能性があります。
 霊媒現象と霊視はまるで違います。
 霊視は、霊視者が、この世にいる状態で、自分の力で霊的なものを見ようとしています。ですから、死後の世界を見る事はないのです。

 

 ですが、霊媒は違います。霊魂が話す、あるいは書く、だからです。

 

 例えれば、まだアメリカ大陸を知らない時代に、アメリカ人から話を聞くようなものなのです。
 アメリカ人が漂流して日本に来ました。
 アメリカ人を発見した人は驚いてお城に連れて行きました。
 殿様の前でアメリカ人が話しました。ですが、言葉が通じませんでした。

 

 それでも、時が経つと、少しずつ会話ができるようになりました。アメリカ人が日本語を話せるようになっていったからです。

 

 そして、アメリカ人はアメリカ大陸について語りました。
 この事が幕府に知れました。
 殿様は幕府の要人達の前で、アメリカ人の発言を発表しました。
 ですが、聞いていた人達は皆笑いました。

 

 これが霊媒現象なのです。
 見たことがない人は皆笑います。ですが、霊媒が本物であれば、その発言内容は正しいのです。
 多少の間違いはあるかも知れません。それは、アメリカ人の日本語が未熟だから起きる間違いと同じ事なのです。少しばかりの間違いはあっても、内容はおおむね正しいのです。

 

 つまり、死後の世界を知る為には、霊媒現象を起こすのが一番なのです。

 

 ですが、問題もあります。
 霊媒が演技するかもしれません。また、霊魂が嘘つきかもしれません。
 それを吟味しなければなりません。

 

 霊媒の真偽を確かめる事は大変難しいのです。

 

 それでも、死後の世界を知りたければ、方法はこれしかないのです。

 

 

6 本物の霊媒

 

 イタコや口寄せ、と呼ばれる人達は、死後の世界を正確に語る事はありません。

 

 なぜならば、誰かが依頼して、呼び出された霊魂が霊媒を使って話しているからです。
 そうした事は起きないのです。

 

 例えば、先月他界した祖父を呼び出してください、そんな事を言われても、呼び出せる霊媒はいません。
 死者は死後の世界で生活しています。
 どこにいるのかすら簡単には分かりません。
 仮に分かったとしても、すぐに来てくれるとは限りません。霊魂にも事情があります。何かをしている最中で手が離せないかもしれません。
 ましてや、地獄のような世界に入ってしまった人もいるでしょうから、そうした人、いえ霊魂は、簡単にこの世に戻れる訳がありません。
 簡単に戻れるくらいなら、とうに地獄から逃げ出しているはずです。
 そうであれば、地獄など怖くないのです。
 呼び出しても、来られる霊魂はなかなかいないのです。

 

 ですから、呼び出せば誰でも来てくれる、という霊媒はニセモノなのです。

 

 ここで言う霊媒は、本当に霊魂の言葉を伝える霊媒の事です。

 

 では、どうすれば、そうした霊媒が誕生するのでしょうか。
 それには、長い間の訓練がいります。
 もちろん、才能の違いがありますから、人によって、期間の長短はあります。
 いずれにしても、普通の人にはできません。

 

 簡単に霊媒になれると思ってはいけません。

 

 まず、霊媒は自分の脳を提供しなければなりません。
 口で話す為には、あるいは文字を書く為には、霊媒の脳を何らかの形で霊魂が使用することになるからです。
 そうでなければ、口も手も動きません。口や手を動かしているのは脳だからです。

 

 霊魂が霊媒の脳を使用したら大変な事になります。
 仮に本当にそうした事が起きたとします。そうなると、どうなるのでしょうか。
 霊媒は、自分が何も知らないのに、霊魂が勝手に何かを話し、誰かから恨まれるかもしれません。
 知らないうちに誰かを傷つけ、復讐されるかもしれません。

 

 気が付いたら、殺人犯になっているかもしれません。知らないうちにビルの屋上から飛び降りているかもしれないのです。
 脳を使われるという事は、そうした事なのです。

 

 霊魂が脳を使用している間、霊媒は脳を使用できません。意識がない状態です。

 

 仮に、大きな問題が起きなかったとしても、霊媒にしてみれば、意識がない状態の時に起きた事を知りません。
 正常な人間生活ができなくなります。
 記憶に空間ができてしまうのです。

 

 夜に霊媒現象が起きたとします。
 霊魂が霊媒から去ったとしても、意識がすぐに戻らなかったらどうでしょうか。次の日、会社や学校に行けるでしょうか?

 

 仕事がなくなるかもしれません。
 大事な試験に落ちるかもしれません。

 

 普通の人は、ゆめゆめ、霊媒になろう、などと思ってはいけないのです。

 

 

7 高度な本物霊媒

 

 死後の世界の事が本当に判明するような霊媒はめったに出現しないのです。
 ましてや、高度な事、上の世界の事が分かる霊媒は、これまでいなかったのです。

 

 生まれ変わりの神秘を説明できる、などという自称高級霊媒は皆、ニセモノだったのです。
 動画をご覧ください。

 

 「霊界通信Q&A - 西洋の有名な霊媒は全員ニセモノですか? -」
https://www.youtube.com/watch?v=EjwQ5P7Q6sE

 

 本物の霊媒と高級霊魂が霊媒現象を起こす場合は、他の霊媒とは異なる技術を使うのです。
 霊媒の脳を直接使用しようとはしません。
 幽体という霊的身体を使用するのです。

 

 ですが、霊媒の幽体は肉体と重なっています。高級霊魂では扱いにくいのです。
 それを扱うには、霊媒も霊魂も訓練がいるのです。
 霊的に同次元でないと通信できないからです。

 

 つまり、霊媒はまず自分の幽体の性質を高級霊魂の幽体に近くする訓練が要ります。
 こんな技術はこれまでありませんでした。

 

 ですが、それが出現したのです。
 それが神伝の法と呼ばれる修行法です。

 

 いずれにせよ、本物の高級霊媒は一定の期間、神伝の法と呼ばれる高度で特別な霊的修行を行わないと、霊媒訓練のスタート地点にも立てないのです。
 本格的な霊媒訓練を行なうと、一日の時間が足りなくなる事もあります。そうなると、規則正しい生活にはなりにくいのです。

 

 有名大学を出て一流企業に入り、出世して良い暮らしをしたい、と望む人では、不可能なのです。

 

 歴史的偉業の為に、自分の弱さと戦う人にしかできないのです。
 霊魂達は長い間、その時の為に準備してきました。
 そして、それがようやく可能になったのです。

 

 歴史上、初めて本当の事が本になりました。ぜひ、読んでください。

 

 『あなたの死後は』
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 『死後の真相を探る』
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霊媒現象について知りたい人は、この本を読んでください。
『霊魂研究へのいざない』
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