1 死後の世界はどんな所?
信頼できる霊魂からの情報によって、様々な事が分かりました。
死ぬと、人間は皆、水波霊魂学で言う幽質界という世界に入ります。
これは、全員、同じです。最初から、天国に入る人はいません。
ただし、幽質界は広大な世界です。ですから、人によって入る世界は違います。より上と、より下が、あるのです。
霊魂の世界に入ってから、時間が経つと、更に素晴らしい世界に上がって行く人、逆に、恐ろしい世界に落ちて行く人がいるのです。
というのも、人間は幽体を持っているからです。幽体離脱でお馴染みの幽体です。死後の世界である幽質界はこの幽体で生活する世界なのです。
幽体は、この世にいる時は肉体と重なっています。ですから、肉体と同じ形をしているのです。
つまり、幽体も同じ顔をしています。同じ顔をしているので、死んでも誰であるのかが分かるのです。幽体がないと、誰と会っても分かりません。
では、幽体で住む世界はどんな所なのでしょうか?
幽体は肉体とは違って物質ではありません。幽質ですから、物質の食事も酸素も要りません。(幽質は物理用語ではありません。霊魂学用語です。)
物質ではないので地球の重力の影響も受けません。
その上、幽質の世界は可変的です。強く念じれば、形状が変わります。
ですから、家が欲しい、と強く念じれば、家が出現します。その場所の幽質が家に変化するのです。正確には、家が出て来るのではなく、幽質が変化するのです。
幽質の世界では食べなくても済みますし、家もあるのですから、働かなくても済みます。家の庭に花を咲かせる事もできるのです。
一見、楽園のような世界なのです。
ですが、実際には楽園ではないのです。
なぜならば、念で家を造れるのは自分だけではないからです。
貴方がこの世で死んで幽質界に入ったとします。
貴方はまだ慣れていません。
ですが、知り合いができて念じる事を覚えました。家を造りました。庭も造りました。必要はないのですが、自動車も出現させました。
貴方はテラスの下で椅子に座っていました。
ですが、その時です。突然、家が壊れました。貴方は驚きました。言葉が出ませんでした。
そして、更に、貴方の体が宙に浮きました。
しばらくして、理由が分かりました。
近くに住む人の仕業でした。
その人が言いました。
「お前、初めてここに来たのに、俺に挨拶なしか。
勝手に家を建てて、俺の家からの眺めが悪くなったぞ。」
念で家を造れるという事は、壊す事もできたのです。実は、念には力があるので、誰かの幽体を浮かせる事も可能だったのです。何しろ、引力はないのですから。
確かに挨拶しなかったのは悪かったかもしれません。景色まで考えませんでした。ですが、幽質界に来たばかりです。その程度で宙に浮かされてはたまりません。
貴方は、相手の霊魂の顔を睨みました。その瞬間、強い念が出ました。
念を出す事を学んだばかりの貴方は、自然に相手に念を出したのです。
すると、相手の霊魂の幽体が傷つきました。体が切れてしまったのです。
相手の霊魂は怒りでいっぱいになりました。
幽体は可変的な身体です。相手の霊魂の幽体がしばらくして元に戻りました。ですが、今度は貴方の幽体が切られるのです。
家は、いくらでも、何回でも建てられます。
何も体を傷つける事はないだろう、と相手の霊魂は思ったのでした。
これが幽質界です。
一見、楽園なのです。
ですが、現実は違います。ちょっとした事で喧嘩になり、体を切り刻まれ、終わりがない喧嘩に発展するのです。
時々、死後の世界は思ったとおりに、心に描いたとおりになる、と主張する人がいます。ですが、それは違います。思い通りにはなりません。
自分の他にも霊魂がいるからです。
どんな社会も自分一人の思うとおりにはなりません。周りの人(霊魂)の自由や考えがあるからです。
現実は甘くありません。
死後の世界が楽園なのは見掛けだけなのでした。
2 下の世界
地獄と呼ぶに相応しい世界は霊魂の世界でも一番下の世界です。ですから、一般の人には無縁です。
ですが、そこまで行かなくても、充分に恐ろしいのが幽質界なのです。
この世でも乱暴な人、短気な人は大勢います。地域に何人かは必ずいます。中には反社会的な集団の構成員もいます。
そうした人達が幽質界に入ります。この世ですらトラブルが起きます。幽質界に入ると、短気でなくても勘違いや思い違いなど、ちょっとした事からすぐに体が切り刻まれてしまうのです。
そうなると、幽体はどうなるのでしょうか。
幽質は可変ですから、元に戻ります。ですが、何度も繰り返されると不調になるのです。何しろ、強い念を受けていますから、天使や菩薩のような立派で輝いて見えるような幽体にはなりません。
そのうち、周りの幽質と性質が合わなくなります。
もっと、心地好い地域はないものか、傷ついた幽体の主は探し始めます。そして、心地好い場所が見つかります。
それが、下の世界なのです。
ですから、下の世界は幽体の性質が悪い人、いえ、霊魂が集まっています。
こうした世界に、死後、すぐに入ったら大変です。
周りは何度も念で戦った経験のある霊魂ばかりです。
念による喧嘩の格闘者のような霊魂もいます。暴力が好きでたまらない霊魂もいます。
下の世界はこうした世界なのです。
ですが、悪い人ばかりではありません。運悪く戦いに巻き込まれた霊魂もいるからです。
下の世界では弱い霊魂の苦しみは例えるものがないくらいです。
体を切り刻まれるのが日常だからです。
幽体は本来、痛みを感じなくても良い身体なのです。
ですが、霊魂達の念は痛みを感じさせるようです。
本当は地獄ではなくても、充分に地獄のような世界なのでした。
詳しく知りたい人は本を読んでください。
『霊魂の英雄』 水波一郎著
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3 上の世界
一方、上の世界は違います。
上の世界の霊魂は念で攻撃しません。
攻撃さえしなければ幽質界は楽園なのです。何一つ困りません。助けを求める霊魂はいません。
死後、すぐに上の世界の入れた人は幸運です。
そこに住む霊魂は皆、念を出してはいけない事を知っています。
ですから、新しく入り込んで来た霊魂には、最初のうちにそれを教えるのです。念の使い方、これが大事なのです。
死んでから目覚めた時、念について教えてくれる霊魂が住む世界に入るか、あるいは、ちょっとした事で攻撃される世界に入るか、それが、幸不幸を分けるのです。
4 下の世界に入る人とは
では、どのような人が下の世界に入るのでしょうか?
悪い事をした人でしょうか?
違います。
幽体が上の世界に適さず、下の世界に適応した人です。
善悪は関係ありません。
この世とあの世は霊的には別の次元です。この世の善悪や考え方とは無関係です。
火星人が死んで地球に生まれ、「火星で善い事をしたから良い暮らしをさせろ」と、言っているようなものです。火星人の考え方を地球に押しつけられても困ります。
別の空間なのですから。
「私は心が綺麗だから上の世界に入れて」と、言うのも同じです。
心が綺麗とか、汚いとかは、この世の考えです。幽質界では、攻撃的な念を出すのか、出さないのか、それが第一の問題です。
出さない人であれば、誰であっても安心なのです。
詳しくは動画をごらんください。
「死後の世界は、善悪ではなく、霊的身体で決まる 前編 」
https://www.youtube.com/watch?v=Sb507PPCXhs
「死後の世界は、善悪ではなく、霊的身体で決まる 後編 」
https://www.youtube.com/watch?v=KaYj-CxNLkA
本は『あなたの死後は - 死後を決める生き方 -』 水波一郎著 を読んでください。
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では、具体的には、どんな人が下の世界に入るのでしょうか?
まずは、強い念を受けた人です。
念というのは、念力の念です。
念は物質の肉体には影響を与えられません。与えられる人がいたとしても、小さい影響です。
ですが、幽体は違います。
幽体から出る念は直接幽体にダメージを与えるのです。
ですから、この世にいる時、強い恨みの思いを持つと、念となって飛んでいるのです。その念が当たると、当たった人の幽体は傷つきます。
ですが、間気という気によって、幽体は肉体と接着しているので、本来であれば幽体の形は変わらないのです。
それでも傷つくという場合は、強い念を受けています。そうなると、今度は元に戻らず、そのまま傷が残ってしまう人がいるのです。
そうした人の幽体が、下の世界に向かうのです。
もう一つ、あります。
下の世界の幽気という霊的な気が付いてしまった人です。
こうした人も大勢います。
詳しくは、本や、動画をごらんください。
現代は無神論者が増えて、宗教や神、霊魂を拒絶する人が増えました。その影響で、下の世界の霊魂が大勢、この世に来るようになりました。その為に、下の世界の性質の低い幽気が散乱するようになったのです。
今、大勢の人達が下の世界に入りやすい状態になっているのです。
小さい時からクラスで人気がある、という人は、幽体が傷ついています。勉強ができる人、スポーツが上手な人、容姿が端麗な人、性格が良くて人が集まる人、そうした人の幽体は傷だらけです。
会社にライバルがいる人、恋敵がいた人、仲の悪い同僚がいる人、仲の悪いご近所がいる人、皆、幽体が傷ついているのです。
そして、この世は低い幽気が多量にあるので、性質の低い幽気が幽体に付いている人ばかりなのです。
このままではいけません。